2026年4月1日〜15日
【アートマーケット】
今最も収益性の高いアーティストは誰?記事では各カテゴリー毎のTop10をご紹介。-artnet
https://news.artnet.com/market/these-artists-made-the-most-money-at-auction-in-2025-2759917
【美術館】
ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)の約3万2500平方メートルの新館・デイビッド・ゲフィン・ギャラリーがオープンする。この新館には7億2380万ドル(約1,151億円)という費用は果たして妥当だったのだろうか?元ロサンゼルス・タイムズの美術評論家クリストファー・ナイトをはじめとする批判者たちは、その価値を認めていないようだ。展示計画がそぐわないこと、建築家とデザインの選択(およびそれら両方に関する公的な議論の欠如)、そして建設過程で1万1000平方フィートのギャラリースペースが失われ、建て替え前の4つの建物よりも面積が小さくなったことなどがその理由として挙げられている。-Los Angeles Times
韓国で3年の歳月をかけて準備が進められてきたポンピドゥー・ハンファ・センターが、フランスと韓国の外交関係樹立140周年にあたる6月4日にソウルに開館する。この新施設は、ハンファグループ傘下の慈善事業部門であるハンファ文化財団との共同事業であり、パリのポンピドゥー・センターが「国際的な文化事業の星座」と称する最新の施設となっている。また、ブリュッセルのポンピドゥー・センターも間もなく開館予定であることがプレスリリースで明らかになった。-ARTnews
https://www.artnews.com/art-news/news/centre-pompidou-seoul-june-2026-opening-1234780389/
【エディション・版画】
絵画や彫刻に比べて比較的低価格であることから新規コレクターにとって手軽な入門手段として長らく認識されてきた版画市場が活況を呈している。需要の急増と新規コレクターの台頭により入門価格帯が上昇、版画を購入する層も変化しており、アートネットのデータによると、2020年から2025年の間にアートネット・オークションズで初めて購入したコレクターが、出品された版画とマルチプルのロットの50%を落札したという。また、現代作品から歴史的に重要な作品へと嗜好がシフトしており、これは美術市場全体の大きな潮流を反映していると言えるだろう。-artnet
https://news.artnet.com/art-world/artnet-auctions-premier-prints-and-multiples-2026-2760964
【ゲルニカ貸し出し】
近代美術の象徴であるピカソの「ゲルニカ」の貸出を巡り、政治的な論争が巻き起こっている。この騒動は、ゲルニカ爆撃90周年を記念する今秋のビルバオ・グッゲンハイム美術館での特別展への貸出をマドリードが拒否したことに端を発している。1990年代以降バスク自治政府は作品の貸出を繰り返し要請してきたが、いずれも作品の脆弱性を理由に拒否されてきた。この問題は重大な局面を迎えており、マドリードの政府関係者と、スペインで最も自治権の強い地域の一つであるバスク地方との間で激しい応酬が繰り広げられている。ゲルニカは1981年にソフィア王妃芸術センターに所蔵されて以来、一度もマドリードを離れたことがない。-artnet
https://news.artnet.com/art-world/picasso-guernica-loan-outrage-2762929
【バスキア展覧会】
ペレス美術館マイアミは、世界有数のコレクターであるケネス・C・グリフィン氏が所有するジャン=ミシェル・バスキアの作品約10点を集めた展覧会を開催すると発表した。「バスキア:人物、記号、シンボル」と題されたこの展覧会では絵画9点と彫刻1点が展示される予定で、中には2017年5月にサザビーズで1億1050万ドル(約175億6,700万円)で落札され、バスキア作品のオークション記録を樹立した「Untitled(1982)」も含まれている(当時の購入者は前澤友作氏で、2024年にこの絵画をグリフィン氏に2億ドルで売却したと報じられている)。-ARTnews
https://www.artnews.com/art-news/news/basquiat-exhibition-pamm-ken-griffin-loan-1234779935/
【KAWS】
サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)では現在、KAWSの作品展が開催されている。これは3つの美術館を巡るツアーの最終地点であり、彼のビジネスセンスを示す証拠となっている。展覧会の一環として、KAWSはKAWSブランドの会員権を1,000枚デザインし、1枚300ドルで販売した。会員権にはKAWSのフィギュアと限定版カードが特典として付いており、美術館観客呼び込むと同時にKAWS自身も美術館の承認を得ることを両立させたのだ。記事ではオークションでの売上が急上昇した2019年以降の彼のビジネス転換について検証する。-artnews
https://news.artnet.com/art-world/the-business-of-kaws-sfmoma-2755015
【ヴェネチア ビエンナーレ】
今年のヴェネツィア・ビエンナーレに参加するアーティスト、キュレーター、アート関係者約200名がイスラエルの展示参加禁止を求める書簡に署名し、政治的緊張が高まっている。活動家グループ「アート・ノット・ジェノサイド・アライアンス(ANGA)」が本日発表したこの書簡には、アルフレド・ジャール、タイ・シャニ、イト・バラダ、ソフィア・アル=マリア、メリエム・ベナニといったアーティストを含む、ビエンナーレ参加者178名が署名している。一方、ビエンナーレ側は「あらゆる形態の排除」を拒否する「芸術的自由」の場であることを強調している。-artnet
https://news.artnet.com/art-world/open-letter-israel-venice-biennale-2754460
【美術犯罪対策】
相次ぐ偽造事件や美術品破壊行為を受け、ギリシャは美術犯罪対策部署を新設した。この取り締まり強化は、美術犯罪対策に特化した法律を制定する欧州全体の取り組みの一環として重要かつ待望されていた改善策だ。これまで美術品偽造に対する罰則は、金銭取引が行われた場合にのみ適用されていたが、今後は偽造作品の「制作、偽造、展示、取引、販売」を含む、美術品詐欺に関連するすべての行為に適用される、とされている。一方で施行の難しさも指摘されており、今後が注目される。-artnet
https://news.artnet.com/art-world/greece-art-crime-2763957
【美術品撮影】
美術館を訪れた際、その体験をより長く記憶に留めておくため、またはその感動を他の人に伝えるために写真を撮る機会は多いだろう。だが見返した時、作品の前に立った時に感じた感動を捉えきれていないことが多いと感じることも多いのではないか?そこでArtsyは、5人の写真家にアート作品を撮影する際のアプローチと、撮影時に何を捉えようとしているのかを尋ねた。-Artsy
https://www.artsy.net/article/artsy-editorial-great-photographs-art-artists