2026年3月16日〜31日

【アートバーゼル香港】
今回のアート・バーゼル香港はアジア各地で花開く才能を垣間見ることができる素晴らしいフェアとなった。最初こそペース・ギャラリーのモディリアーニ展が注目を集めたが、私たちの見解では、このフェアはアジアの現代巨匠たちと次世代のスターたちのものだったと言える。記事ではAI魔法少女からアジアの知られざる巨匠まで、アート・バーゼル香港のベストーブースを紹介する。-ARTnews

https://www.artnews.com/list/art-news/news/best-booths-art-basel-hong-kong-1234779042


香港特別行政区の文化長官であるロザンナ・ロー氏が、アート・バーゼルとアート・バーゼル香港開催継続のための5年契約を締結したことを発表した。海外からの来場者も多数訪れるこのフェアは来場者数が2024年には8万400人、昨年は約8万6500人と成功しており、こうした状況を踏まえると契約延長は当然と言えるだろう。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/market/hong-kong-art-basel-fair-agreement-1234779079/


【美術館】
ブルックリン美術館は今夏、1300万ドル(約20億7,600万円)を投じた改修工事に着手し、所蔵する4500点のアフリカ美術コレクションを収蔵する新たな展示スペースを整備する。発表によると、新設される「アフリカ美術」ギャラリーは2027年秋にオープン予定で、古代から現代までのアフリカ美術作品300点が美術館3階全体に展示される。-artnet

https://news.artnet.com/art-world/brooklyn-museum-african-art-renovation-2757816


2026年香港国際文化サミットで、美術館リーダーたちが新たな機関モデルを提案した。「新時代:芸術を通じたコミュニティの再構築」と題された2026年サミットでは、再編されつつある世界の中で香港が今後の方向性を模索している様子が浮き彫りになった。今香港はまず住民、そして近隣地域の人々のために、自立した芸術文化の原動力を構築しようとしており、こうした取り組みの一環として、香港、中国本土、そして欧州および地域の機関との間で、専門家育成、公演、教育、コレクション共有などを網羅する一連の覚書が締結されたことが発表された。参加機関には、サウジアラビアのミスク美術研究所からチェコ視覚芸術アカデミー、ロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場までが含まれる。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/news/2026-hong-kong-cultural-summit-museum-leaders-talk-1234778685/


インターネット大手テンセント・ホールディングスの共同創業者兼CEOであるポニー・マー・フアテン氏が深圳に建設する美術館「栄美術館(Rong Museum of Art)」の詳細が発表された。香港の大館(タイクン)の元アート部門責任者であるピ・リー氏が創設ディレクターとして主導する。栄美術館の総床面積は約4,500平方メートル(48,400平方フィート)、深圳市後海区に建設される複合施設「M80キャンパス」を構成する4棟のタワーのうちの1棟となり、2027年に開館予定だ。-South China Morning Post

https://www.scmp.com/lifestyle/arts/article/3346881/tencents-pony-ma-open-museum-shenzhen-led-tai-kwuns-former-head-art-pi-li


4月19日、ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)は、20年の歳月をかけた総工費7億2000万ドル(約1,149億2,000万円)の新デイヴィッド・ゲフィン・ギャラリーをオープンする。11万平方フィートのギャラリースペースは、従来のホワイトキューブとは大きく異なり、コンクリートの壁、たっぷりの自然光、そしてウィルシャー大通りに面した建物が特徴だ。記事では美術館館長であるマイケル・ゴヴァンが新ギャラリーの内部を案内する。-CULTURED

https://www.culturedmag.com/article/2026/03/19/art-michael-govan-lacma-renovations/


【入場料】
英国の労働党政権は、国立博物館における外国人観光客への入場料導入を検討しており、25年間続いてきた「入場無料」政策を覆す可能性がある。これはアーツカウンシル・イングランドの独立調査報告書で外国人観光客への課税が提言されたことを受けたものだが、多くの業界関係者から歓迎されていない。英国の博物館は深刻な公的資金難に直面し、運営を維持するために新たな収入源を模索しているが、入場料の引き上げは基本原則に反するだけでなく、来館者を博物館から遠ざける可能性があり、実施方法についても疑問が残っている。入場料導入をめぐる議論は、現在も続いている。-artnet

https://news.artnet.com/art-world/uk-international-visitor-museums-fees-2758683


【寄付】
女優のメリル・ストリープが、ワシントンD.C.に拠点を置く移動型でデジタルファーストの国立女性史博物館(NWHM)に100万ドル(約1億6,000万円)以上の寄付を行った。ストリープの寄付金は金額は明らかにされていないが、「教室からリビングルーム、そして人々が日々利用するデジタルプラットフォームまで、あらゆる場所にいる人々に届く、ダイナミックなストーリーテリング体験の創造」に活用される予定だ。ストリープの巨額の寄付を記念して、同博物館は毎年1名の女性史教師を表彰する「メリル・ストリープ教育者賞」を創設。初代受賞者は今年11月に開催される「女性史を創る賞」授賞式で発表される予定だ。-artnet

https://news.artnet.com/art-world/meryl-streep-womens-history-museum-donation-2755334


【アウトサイダーアート】
3月19日から22日までメトロポリタン・パビリオンで開催される第34回アウトサイダー・アート・フェアの見どころをご紹介。昨年の同フェアは来場者数が40%も増加しその大半が初来場者というほど注目を集めるアウトサイダー・アートだが、今年は68の出展者に加え、新ディレクターのエリザベス・デニー氏、13のギャラリーが初出店、そしてライブパフォーマンスとアウトサイダー・ファッションショップという2つの新企画が加わるなど、プログラムを拡充している。-Galerie

https://galeriemagazine.com/what-to-see-at-the-outsider-art-fair-2026-in-new-york/


【著書】
サザビーズとガゴシアンで長年の経験を持つヴァレンティーナ・カステラーニが、ルネサンスから現代までの美術市場史を記した著書『Trading Beauty: Art Market Histories from the Altar to the Gallery(美の取引:祭壇からギャラリーまで、美術市場の歴史)』が、ガゴシアンから出版される。表紙にはマウリツィオ・カテランの新作が掲載され、中にはニュー・ミュージアムの芸術監督マッシミリアーノ・ジョーニによる序文が収録されている。本書は5月1日よりガゴシアン・ショップで40ドルで販売され、秋にはリッツォーリ社から流通される予定だ。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/market/vet-sothebys-gagosian-book-history-art-market-1234777759

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2026年3月1日〜15日