2025年10月1日〜15日

【アートフェア: 中東)
カタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)およびQC+とのパートナーシップにより来年初開催されるアート・バーゼル・カタールは、87ギャラリーが参加すると発表した。出展者は31の国と地域から集まり、そのうち約18%にあたる16ギャラリーがアート・バーゼル・フェアへの初出展となる。フェアは2月5日から7日まで開催され、2月3日から4日はドーハのM7とドーハ・デザイン・ディストリクトの2会場でVIPデーが開催される。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/market/art-basel-qatar-2026-exhibitor-list-1234756129/


ロンドンを拠点とするフリーズは現在世界7カ所でアートフェアを運営しているが、新たに1カ所を追加する予定だ。同社はアブダビ文化観光局(DCTアブダビ)との提携により、2026年11月にアブダビでフェアを開催すると発表した。DCTアブダビは現在、2007年に始まった地域有数の地元フェア「アブダビ・アート」を主催しており2025年開催は予定通り行われるが、フリーズ・アブダビはこれを引き継ぐ形になる。2026年の初開催はサディヤット文化地区のマナラト・アル・サディヤットで行われる予定だ。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/news/frieze-abu-dhabi-fair-announced-1234756413/


【アートフェア】
ロンドンで開催される権威あるフリーズ・マスターズ・フェアの新ディレクター、エマヌエラ・タリッツォ氏が、若いコレクターはなぜ古美術品を購入するのかを解説。古代から20世紀までの美術品とコレクターズアイテムを集めたこのフェアの新しい方向性を示す氏が、新鮮な視点とディーラーとしての洞察力で、世代交代のアート市場においてフリーズ・マスターズを導こうとしている。-artnet

https://news.artnet.com/market/frieze-masters-emanuela-tarizzo-interview-2694898


【アートマーケット】
アート作品の売上は減少し、大手ギャラリーは閉鎖に追い込まれている。何が原因であり、どうすれば良いのだろう?これは誰もが抱いてきた疑問だ。最近の報道では世界経済が原因だと指摘される一方、アート界関係者は投機筋の流入と「アートの金融化」を原因として挙げ、ギャラリーは少数の顧客に焦点を当て、コレクションを「富裕層のためのアクセスを示す」という純粋な体験に変えることが解決策だと提言している。しかし、これは景気循環の問題でも金融化の問題でもない。ギャラリー、オークション、フェア、そしてアーティストの数はかつてないほど増えているが、購入者の数が追いついていないのだ。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/opinion/art-market-open-door-policy-jeff-magid-1234753579/


【美術館】
今後5年間、ニューヨークには2つの重要な芸術空間が新たに誕生する。1つ目はアッパー・イースト・サイドに建設されるメトロポリタン美術館の近現代コレクションのための5億5000万ドル(約813億円)を投じた開放的な新棟。2つ目はハーレムに建設される画期的な国立黒人劇場(NBT)の新本拠地だ。これらのプロジェクトはどちらも同じ建築家-、フリーダ・エスコベドが主導している。45歳でメキシコシティ生まれの彼女は、メトロポリタン美術館155年の歴史の中で翼部を設計した初の女性建築家となった。- CNNstyle

https://edition.cnn.com/2025/10/07/style/frida-escobedo-architecture-better-by-design


【ギャラリー】
ファイナンシャル・タイムズ紙が、昨年のハウザー&ワース英国子会社の税引前利益が87%減少したと報告した。報告書によると、税引前利益は2023年の1250万ドル(約18億4,800万円)から160万ドル(約2億3,700万円)に減少、売上高は1億9300万ドル(約285億3,000万円)から9140万ドル(約135億1,200万円)へと半減以上となった。ギャラリーはこの減少の主な要因を、H&Wが代理権を持たないアーティストの作品を再販するセカンダリーマーケットでの売上が急激に減少したためと説明しており、FT紙は世界的な美術市場全体の減速を反映していると述べている。-ARTnews

https://www.artnews.com/art-news/news/hauser-amp-wirths-uk-profits-drop-1234755773/


【展覧会】
「Humans of New York」がグランド・セントラル駅で同名の写真展を開催、グランド・セントラル駅を壮大な写真展へと変貌させた。ブランドン・スタントンの人気ソーシャルメディアアートシリーズ「Humans of New York」は、彼が街の路上でインタビューした人々を撮影した写真でグランドコンコースにある150のビデオ広告すべてと、グランドセントラル駅の下にある地下鉄の「Dear New York」広告を占領した。15年間ニューヨーカーを撮影してきたスタントンはこの展覧会のために1万枚のポートレート写真から作品を選んだといい、グランド・セントラル駅に広告が一切ないのはおそらく史上初めてだろう。-artnet

https://news.artnet.com/art-world/humans-of-new-york-grand-central-2698047

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